建設業24年問題への新しいソリューションにむけて

「施工管理業」を見直す。

  施工管理業務は様々なプロフェッショナルと日々関わり、調整・整理・手配し安全に建物を建築する役割です。クライアント、設計、デザイナー、ディベロッパー、サブコン・下請け業者、各諸官庁、近隣様…と様々な関係者と関わり調整する中で、果たして本当に施工管理者がやるべき仕事なのか、というところまで求められることも多々あると思います。幅広くそのような要望に応えてこられてきたと思いますが、働く時間が限られ厳しい環境になりつつある中、改めて「施工管理」の業務とは何か見直してみませんか。人に任せてもよい業務は積極的にアウトソーシングしてみて、不要な業務はやらない研ぎ澄まされた施工管理業が求められている時代なのではないでしょうか。私達はそのような環境の中、現場の「動かされる立場」に立ち、新しい施工管理業をご提案したいと考えています。

「建物を作る」はおもしろい。をもう一度

 24年問題や品質事故等により、建設業への要求が厳しく失敗の許されない環境になりつつある中で、若い人達が新しい業務にチャレンジしたり、積極的に業務に向き合うことが難しい状況にあります。また時代の変化やハラスメントの問題等により上職から若い方への知識や技術の伝達も困難な状況で、各々のステップアップの鈍化がみられます。私たちは「自分で計画し自分がこの建物を完成させた」というあの感覚をもう一度若い方達に体感してもらい、建築の魅力を伝える支援をしたいと思っています。限られた時間の中で集中してものつくりを考えられる「時間」の提供をするため、不要な業務は弊社が請け負い、時に一緒になって考えアドバイスをし、是非とも自分の力で想いを形にしてもらいたいと考えています。

業務がひっ迫している現場が多い中で、ここ数年現場で派遣社員さんが増えてきていると思います。特に経験の浅い、もしくは建設未経験の派遣社員さんも増えてきていますが、忙しい状況の中ではなかなかコミュニケーションがとりづらく、丁寧に教育したりできないのが現状だと思います。せっかく建設に興味をもって業界に入ってきた派遣社員さんも、単調で大変な業界というイメージのまま、建設とは何かということを知らず離れて行ってしまいます。建築の魅力を業界未経験の若い方たちにも伝え、将来の建設の立派な戦力となってもらいたい。そんな思いで弊社は設立されました。弊社も積極的に業界未経験の方を採用し、受託した業務はいつ・なんのために必要か、建設の流れ、プロセスをなるべく丁寧に教育し、いただいた仕事が技術としてしっかり建設業界に蓄積・伝達されるよう、注力しています。